姿勢
おはようございます。
10代後半〜20代前半の数年間。
飲食業界で過ごしました。
とはいってもカフェアルバイトの
シェフのお手伝い(キッチン見習)という感じで、
誰のために働いているのかもわからず、
とにかく生活費を稼ぐ、
時間の切り売りのような期間をダラダラと過ごしていました。
まー、鍋もふったことがない、
なんなら米も研いだことがない自分が、
なんでこの業界来たの?というレベルで飛び込んだので、「こいつ、大丈夫か!?」と随分と周りの足を引っ張っていたのを記憶しております。
その後も下働きを続けるのですが、
「カフェ店員ってなんかかっこいい!」
という不純な動機だけで求人を受けたので、
頼りにされるということが全くありませんでした。
物覚えも悪く、
なんならメモも取らないような人間だったので、
成長スピードはかなりゆっくりだったと思います。
そんな自分に、
とんでもないチャンスが舞い込みました。
シェフもスーシェフも休むという、
異例の事態が起きたのです。
その日、私はメインの調理場に立ちました。
逃げ場はありません。
やるか、潰れるか。
進退きわまる覚悟で、
無心のままに鍋を振り続け、
気づけばランチを乗り越えていました。
正直、何を作ったかもあまりはっきり覚えていません。
ただ一つ、はっきり覚えていることがあります。
「あ、俺、この仕事好きかもしれない」
それまでの"時間を切り売りしていた仕事"が、
初めて"自分の意思でやっている仕事"に変わった瞬間でした。
あの日をきっかけに
仕事は「こなすもの」から「楽しいもの」に変わりました。
気づけば料理に夢中になり
少しずつですが、オムレツを巻けるくらいにはなっていました。
今思い返せば、本当に変わったのは、
技術ではなく仕事に向き合う姿勢だったと思います。
そして今は、
誰にとってもそういう瞬間が生まれる場所を
つくりたいと思っています。
このような原体験って、
皆さんにもありますよね?